ダクト屋スーさん
2007.09.03
社長!お助けガールに変身の巻
最近は猛烈な暑さを感じる事もなくなり、耳ざわりだった蝉の鳴き声も夏の終わりを告げているように感じられますね!
蝉も最期の力を振り絞って・・・
いつの間にか、季節は秋になるでしょう・・・
そうそう!蝉と言えば・・・
先日、社長がころがす車の助手席に座っていた時の事です。
『キィキィ~・・・・』赤信号でも無く社長はいきなりの急ブレーキ!
(あっ~!!! 危ねぇなぁ・・・なっ!!!なんだよぉ~)私はとっさに手摺につかまりました。
社長は突然車から飛び降り車の前に腰を下ろし、私の目から姿を消しました。
(まっ!まさかぁ・・・人でもはねてしまったのかぁ・・・ドキッ!)
私は突然の事なので、ただただ社長の行動を見ているだけでした。
すると、社長が姿を現しました。
フロントガラス越しに思いっきりの笑顔で私に見せたものは・・・
セミちゃん!!!
(えっ!!! セミ!!!??? )私は目が点に・・・
社長はそのまま道路脇の街路樹にセミちゃんを放してあげました。
ブランドスーツで決めこんだ社長は車に戻って来ました。
『あぁ~よかった~~これでまた一匹のセミちゃん延命だね!』 とニコニコ笑顔の社長でした。
(・・・・・)
確かにその通りです。そんな小さな生き物への心の配慮に私は感動しました。
【お助けガール】はじまり、はじまり~~
『たっ!助けてぇ~~誰か~』
お助けガール参上!!!
『もう大丈夫!安心して・・・』
仰向けになったセミちゃんを樹木へ救助。
『うぅ~もうダメだぁ・・・さ・よ・う・な・ら・』
お助けガール参上!!!
『よく今まで頑張ったね。』
既に死んでいるセミちゃんをマイスコップで土に埋葬!
『みっ!水をくれぇ~誰か~』
お助けガール参上!!!
『さぁ早く、この中へ・・・』
水分多めの冷えた土が入った昆虫用の入れ物の中へとミミズちゃんを救命。
お助けガールは社長です!
この時期は、早朝から自宅周辺を巡回しているそうです。
確かに素晴らしいけど、私はお助けマンに変身できません!!!
社長!これからも頑張って下さい。
小さな生き物への優しさのお話でした。
(このお話は、ノンフィクションです。)