ムステル 美緒

2020.04.12

響く言葉

部屋から、ふと下を覗くと小さな畑が出来ていました。
誰がやったの?直ぐに分かりました。
先月、階下に引っ越してきた看護師さんです。
「ここ2週間ずっと週末も休みなしで働いていたから今日と明日の2日間はオフ。
気晴らしに家庭菜園でも始めようかと思って。」
オフなのにどうしても医療の最前線で働く人にコロナの話題に持っていってしまう私。
悪いと思いながらも「現場はどうな具合ですか?」
返ってきた言葉は「2004年のスマトラ津波の様にならないかみんな心配しているのよ」
あの時は、海岸線の1キロ先まで海水が後退して逃げるチャンスがたくさんあったのに、
魚や貝を拾ったり気楽に構えていたら、津波が押し寄せてきてたくさんの犠牲者が出たと記憶してます。
看護師さんは、「ちょうど今、不要不急でも外へ出てしまう人は、津波のとき魚を拾ったりする人と同じだ」
と言いたいのだろう。
やはり医療現場の最前線で働く人の言葉は胸に響きます。


スイスの北西部
フランスとの国境まで20km足らずの処。
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